国際性と出会い


国際性について私は近頃よく考える。その言葉はあまりにも広い意味を含んでいる。「国際的・・・」と言うときその意味するところは人によってちがう。


私の修道会は国際修道会である。それは一つの国だけの会員から成り立っている修道会ではないということである。いろいろな国の会員から構成され、文化、教育、環境など会員のバックは種々である。私はこの修道会の会員として、いろいろな会員に出会う機会に恵まれる。それも行きづりの出会いではなく、創立者のカリスマという同じ精神に生かされたもの同士の出会いであり、広がりをもたらす多様性と深みへと導く一致に向かう出会い、国民性や年齢を超えた出会いでもある。私はこの不思議な出会いの中に神のはかり知れない摂理と愛を見出している。


今日も私たちの管区にフランスから一人の会員を迎えた。これから一ヶ月間にわたって私たちの生き方を考え、祈るときを持とうとしている。神はどんな出会いへと私たちを導かれるのか?わくわくした思いで、この出会いに期待している「私が居る」。


Yoshiko N