2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ルルドふたたび

もう寒くなって、人影まばらの10月末のルルドの洞窟を思い出しています。岩の一部がくり抜かれていて、勢いよく水が堰を切ったように流れているのが見え、洞窟の下は川ではないかと思われました。その澄んだ水の、澱むことのない流れも、150年程前、 泥のぬ…

招き

1858年1月25日にみせつりのマリアは終生誓願を立てた。同じ年の翌月の2月11日、恵まれない少女ベルナデッタに聖母マリアは初めてご出現になった。みせつりのマリアとベルナデッタは、フランスの中で、場所こそ違え、同じ暦を分かち合っていた。この世では面…

星に導かれて

「道、真理、命の主よ あなたを求めて今旅に出る 星に導かれて、共に主を 礼拝するために」この冬、今属している共同体で、たびたび歌った歌です。アフリカ・チャドのSr.二條のことを思い出させる歌でもありました。彼女が、今年は、荷物を降ろして、一粒の…

突然、神に召されたSr.二條あかねとノベナ

ご存知の方も多いと思うが、私たちの仲間であるSr.二條あかねがチャドのミッショネールとして2月2日、36歳の生涯をとじ、彼女自身を神とチャド人に全存在を捧げた。この出来事がわたしたちの創立者・ウージェニー・スメットの記念日前、9日間の祈り(ノベナ…

夕べにシスター二條あかねと共に祈る

2日にチャドで急逝したあかねさんと共に祈る思いで私たちは市谷の聖堂に集まりました。 彼女の死は旧約のエリヤ(列王下2/11)のように急に私たちの前から天に昇っていったような実感を覚えるものです。 1ヵ月前にあかねさんは、フランス管区のシスターた…

ともし火

1月から2月へ。私にとってその移り変りはたびたび、たやすくなかった。雪の降る1月下旬、膝を捻って、半月板損傷をしたことがあった。膝に血が溜まり、階段を昇り降りすることも、湯船に入ることもできないまま2月を迎えたのを思い出す。ベッドに足を投げ出…