雪の米沢


今日は、昨年11月24日に長崎で列福された188人の殉教者の内、53人が米沢で殉教した日です。


結城了悟師S.J.の書かれた『米沢の殉教者』の、終わりに近いページにはこのように書かれています;
”雪で覆われている米沢の夜に神がカンディド坊主に何を話されたか私たちに伝えられてはいないが、1629年1月12日の殉教記録は亡くなる時、天を仰いでほほえんでいた14才の少年の話でおわる。”

長崎に住むある友人の年賀状に、「西坂の教会を集まりに使わせてもらっていて、毎回部屋代を渡す時出てきてくれた方がいました。その方が結城神父様だったのですね。亡くなったと新聞に出た時、やっとその方とわかりました」と書かれていました。

”私は殉教者と関わりがあるあらゆる所を歩き、迫害者の墓を訪ね、何度も殉教についての記録を読んだ後、再び北山原に戻った”と最後のページにあります。

北山原は、この本の中で「カルワリオ山」と同じです。
殉教者の信仰に打たれると同時に、それを書きまとめて下さった神父様に、神は何を話されたのでしょうか。

私にはこれ以上知る由もありませんが、感謝の心でいっぱいです。