今、殉教を生きるとは?

 

 今年は11月に列福式が行われることもあって、殉教者をテーマとする集いがいろいろ催されている。広島教区の年間テーマも「平和の使徒となろう−今、殉教を生きるとは?」だ。


 広島教区の「平和の使徒推進本部」というところで働き始めた関係で、このひと月188人の殉教者について、いろいろと学ばせていただいた。

 17世紀に、誕生して日の浅い教会であったにもかかわらず、多くの信徒が積極的に信仰教育、教会の運営にかかわり、自分の生命を捧げることをも辞さない堅固な信仰を育てていたことに驚きを禁じえない。


 今、殉教を生きるとは?
 188人の生き様に触れたあと、各自、自分に問いかけてみてはどうだろう?もちろん、殉教とは死ぬことそのものではなく、いただいた生命を生き抜くことだ。あなたは死をも辞さない覚悟で、どのようにいただいた生命を生き抜きますか?そして、わたしは?


山本きくよ