2008・5・4 9条世界会議


5月4日から幕張メッセで開かれた9条世界会議初日全体会  に参加した。驚いたのは入場1時間前 で長蛇の列、最大9000人収容のイベントホールが開演前には満席になり、入れなかった人が3000人近くいたという。主催者側は予想もしなかった数字で嬉しさと、入れない人たちへの対応に追われていたという。


場内はこれから始まろうとする大イベントへの期待の熱気であふれていた。開会の言葉は実行委員会の共同代表吉岡達也さんの力強い声で始まった。1976年のノーベル平和賞受賞者のマイレッド・コリガン・マグワイアさん、平和活動家のコーラ・ワイスさんの基調講演は聞くに値するメッセージが多くあった。その度に会場から大きな拍手が出た。通訳もさることながら、はっきりとした英語からにじみ出る生きた平和の言葉を感じ取ることができた。日頃、日常業務に埋没している私の心も平和への思いに揺さぶられた。第1部の司会は落語家で呼びかけ人の古今亭菊千代さん。大きな会場に響く声でユーモアとポイントをつかんだコメントは第1部全体を盛り上げていた。この世界会議の呼びかけ人は歌手あり、医師あり、写真家あり、数学者あり、劇作家あり、ジャーナリストあり・・・・ともかく多くの有名人が名を連ねている。その人たちがこのイベントに出演し、憲法9条の大切さを訴えている。事の重大さをこの一日、しっかり味わった。


3日から6日まで、我が修道会のリヒト宣教室に約38名の方々が宿泊し、この大会に参加した。海外からの参加者もある。14〜5人は広島から平和を訴えながら歩いてきた9条ピースウオークの人たちである。この人たちも壇上にたち平和を訴えた。名もなき市民たちでもあるが、この体験を通しての訴えは人の心を揺り動かす。


まさに、この大イベントは社会で活躍する有名人から1市民に至るまで、老いも若きも戦争のない社会を作ろうと心から願う人々の集まりだった。


書きたいことはいっぱいあるが、このぐらいで・・・

のもとよしこ