「煉獄」ってどこ?


私が召しだされた修道共同体には、ある使命がある。
援助修道会、生者と死者を結ぶ神秘的連帯に生きること。



援助修道会が、どうして、援助なのか?ということについて、その起源をシスターKが今度、7月に書いてくださることになって、とても楽しみなんだけど、昨日、彼女とそのことを話していて、そうだな、援助の根源的なことについて、原点にもどらないとな・・・とふと考えた。


「煉獄の霊魂」のことを強い直観によって知らされた一人の女性、ウージェニ・スメットは19世紀に生きて、神さまからのメッセージをきちんと引き受けた。
煉獄の霊魂のために祈り、苦しみ、働くということ。
図に描いてしまうと、すごく抽象的なんだけど、煉獄(purgatory)は、この地上(earth)と天の国(paradise)との間にある。
図にしてしまうと三段構造になっているが、これが「今、ここ」で混合しているとしたら、どうだろう。色にも表わせず、かたちにもならない。
それは人が苦しみを通りながらも、希望を見ている、そういう状態なのではないだろうか。
事実、私たちが経験しているかもしれない、
「今、ここ」なのかもしれない。
天に向かって希望する、どこまでも希望する。
待ち望む、どこまでも神を待ち望む。
煉獄の深みから、地の果てまで。


Keiko.H