「殉教」ということ


「188名殉教者と現代における日本の教会の使命」というテーマで全国修道女研修会が6月22日に関東地区のシスターたちを対象に行われた。講師は長崎教区の古巣馨神父様である。神父様の人との出会いを交えての殉教者の話は心に響くものが多々あった。


迫害のさなかに、心身の苦しみに耐え、ただひたすら永遠の命を希望しつつ、殉教していった当時の人々に思いをはせる時、私にそのような信仰があるのであろうかと自身の信仰生活を振り返られさせられた。特にいろいろな問題を抱えた現代社会の中で果たす教会の役割、信仰者の生き方について考えさせられる内容だった。


「では、私たちは何をすればよいのですかーペトロ岐部と187殉教者列福を迎えてー」というタイトルで配布された資料にもとづいての話は多くの学びと祈りへの招きがある。この問いかけはこの研修会に与った人にとっては宿題でもあると感じた。


 ”では、私たちは何をすればよいのですか?”


古巣神父様は「マルチリオの勧め」からキリストを着ること、キリストの価値観を私の生きるすべにすることによって今もマルチレス(証人)になりなさいと勧めて、話を終えられた。
    


のもとよしこ