梅の花


毎年、毎年、
裏のお庭に梅の花がやって来る!
やっぱり、咲いた、というよりも、
来たねって感じがする。
晴佐久神父さんの詩には、

ようこそ、梅の花


という一節があって、これがとっても的を得ていると思うんだな。
思わず、「いらっしゃい、よく来たね!」
っていいたくなる、かわいい子。



そう、梅の花って、桜とは違う。
春の日差しのなかで言う、
咲いた、咲いた、桜が咲いた、とは基本的に違う。
とっても寒いときに、春は来るよと告げる、
このかわいいお花が好きだ。
春は来るんだよ、きっと来るんだから!
望みをもって生きる代表者のようなお花だねっ。


Keiko Hara