TICAD4(第4回・アフリカ開発会議)Tokyo International Conference on African Development


5月28日〜30日に横浜で行われるTICAD4は、この所、静かに新聞を賑わしている。日本政府が国連(UNDP.OSAA)、アフリカのグローバル連合、及び世界銀行と共に主催しているアフリカの開発をテーマにしている会議である。
4月27日の朝日新聞では2面にわたり変わるアフリカを図解していた。それによると友のいるチャドなどは、1992年に比較して8・0から15,5の経済成長の断トツ数字を表している。原油を中心とする天然鉱物資源の価格が高騰したからだ。なおそれに伴った中国、インドなどの新興工業国の台頭が背景にある。資源への投資のみならず消費が急伸している
ことから、携帯等通信、運輸、金融、自動車、観光も投資が
入って経済活性がなされているようだ。


その一方貧困消滅は、なかなか進まない現状で、平均余命は
むしろ減っていく傾きにある。命の危機は深刻だ。
TICADは、私も今年になって知った会議であるが、先日NGO「緑のサヘル」の方に出会った時、「TICADを知っているのですか?」と驚かれたので、アフリカ関係の現場では、これら一つのイベントでも日本で身近でない現実を積み重ねてきているのだなと察知した。彼らも招かれているとのこと、資源の富を貧困問題の解決に役立つTICAD4の実質的な成果を祈りたい。


一人の友がその現場で存在するのをリヤルタイムで感知する恵にある国際会に所属する私たち故に問われる祈り、働き、苦しみの連帯を今日もキリストに於いて実現したいと思う。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/index_tc4.html


Taeko H