klara-h

主のご復活おめでとうございます!

今日は復活節の第1金曜日です。 ご復活と同時に桜が外堀の土手を柔らかく縁取るように咲き、心和む毎日です。春雨によって桜の色が少し濃さを増します。この時の桜は実に美しく人々の心を未来に向け新しい出発の希望へと招きます。 Taeko H

お帰りミサ10周年

月1回第3土曜日午後4時、「お帰りミサ」が定期的に援助修道会の聖堂でこの10年行われてきました。中心になるグループは信徒の方々で東京教区の晴佐久神父様と共同なさってきました。いつも100人近い参加で生き生きとした典礼です。必ずギター やヴァイオリ…

シネエッセイ

日本の女性監督のパイオニアで記録映画の第1人者と言われる羽田澄子氏の作品「遥かなるふるさと旅順・大連」を見る機会を得ました。羽田氏は旧満州の大連市で生まれ、日本でも暮らす時もありますが、敗戦を大連で迎えられた方です。 羽田氏は今年85歳を迎…

5月5日

ふと被災地に立つ鯉のぼりの写真が目に留まりました。 誰がどのような思いで立てたのかなと思いながら5月の空を見上げました。昨日は晴れでしたが今朝の東京は曇り空です。 このブログも3月25日で止まっていて4月末の復活祭の晴れのご挨拶もなく今日に…

死者を思う月

カトリック教会では、11月を亡くなった方々に特に思いを寄せる月としています。各小教区の教会では、皆でお墓参りをしたり、特別に亡くなられた方々を思い起こし記念ミサが行われます。私たちの修道院でも11月3日と23日の2日間に分けて諸死者の記念ミサを行…

Arcabas 2

昨夜、アルカバス美術館をビデオで撮ったDVDを見る機会がありました。 1か月半の時の経過を思い起こしながら、改めて作品を味わいました。現代宗教芸術コレクションであるこれ等の作品は、1953年から1991年、即ち彼の25歳から63歳まで約38…

Arcabas

生活環境が変わり久しぶりの書き込みです。8月は仕事で酷暑の日本を離れ、涼しいフランスで過ごしました。会の集まりでした。帰国したら驚きの暑さでしたね。 8月末会議を終えて3泊4日の小さなバカンスを取りました。 パリから新幹線でグルーノブルに行…

創立記念日

本日、1月19日は援助修道会の創立の記念日です。 聖堂の入口に以下のような創立者の言葉がかかっていました。額に入れた字は絵のようなまとまりがあります。 昨夜は日本管区の代表者の交代が行われました。皆聖堂に集まり、祈りの中で行われました。新旧…

この季節に・・・・

昨日は冬至で昼が一番短く夜が長い日でした。 ゆず湯を浴びてかぼちゃを頂く習慣が日本にあります。 風邪の予防及び肌を乾燥から防ぐ等冬の厳しさに対応する生活の知恵でしょう。修道院の庭に一本のゆずの木があり、今年は豊作で沢山の実をつけました。シス…

中秋の名月

明日は満月、今晩はちょっと欠けた中秋の名月です。 姉妹が届けてくれたお団子で今夜は月見といたしましょう。 折から今日はコミニテイーの一人の姉妹のお誕生日、それに加えて2人の姉妹の古稀のお祝いです。 楽しくお祝いの夕食を終え、食後皆で庭に出まし…

剣岳 点の記

新田次郎の小説「剣岳 点の記」が映画化されました。カメラマンの木村大作氏の初めての監督としての作品です。 さすがカメラマンの作品、立山連峰の大自然の美しさと厳しさが迫力を帯びてスクリーンに映し出されます。 物語は日露戦争後の1906年頃の日本…

室内楽

今日は、Sさんの室内楽シリーズⅩを聞きました。ドボルザークピアノ五重奏曲イ長調作品81とブラームスピアノ五重奏曲へ短調作品34の2大曲です。同じ五重奏でありながら曲想も響きも大きく異なる二人の趣を味わい楽しみました。 このアンサンブルは、S…

一日巡礼

新緑に目も心も潤されるこの季節になると、第3修練中に参加したシャルトル巡礼を思い出します。ボース平野は満開の菜の花と青々した麦畑が広がっていました。この大自然に自ずと皆が心を開きます。所々に人知れず咲く野の花に心を寄せる注意深さも歩く者の…

主は復活された!

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。ヨハネ福音書20章19節 一緒に食事の席に着いたとき、イエスはパ…

夕べにシスター二條あかねと共に祈る

2日にチャドで急逝したあかねさんと共に祈る思いで私たちは市谷の聖堂に集まりました。 彼女の死は旧約のエリヤ(列王下2/11)のように急に私たちの前から天に昇っていったような実感を覚えるものです。 1ヵ月前にあかねさんは、フランス管区のシスターた…

映画

映画の禅(zen)を見ました。最初のスクリーンに映し出された深い山並み雄大な自然は、道元の果てしなき求道の旅へと見ている者を誘います。「春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬雪さえてすずしかりけり」四季の移りをありのままに歌い、戦乱絶えない鎌倉時代…

メリークリスマス

神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、 この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。(ヘブライ人の手紙…

12月の紅葉

庭のもみじの木が紅葉した。12月に紅葉を見るなど日本の季節感とずれている。地球温暖化の結果ということで楽しんでもいられない現実であろう。このもみじの木は10年前に植え替えをしてやっと今年になり本領を発揮して紅葉がまともになってきた。この1…

聖堂マナーキャンペーン

高円寺教会の隣にある学校の文化祭に参加するので、高円寺教会の主日のミサにあずかった。 まず教会の入り口に信徒の方が一つのプラカードを持ち静かに立っている。そこには「聖堂マナーキャンペン・聖堂は心静かに祈る場所」と書いてあり、そこから進んだ内…

「いろいろ企画」の一つに参加

今日は、上記のタイトルの如く姉妹Mさんの講義を聴く。 女性の視点で語られる日韓の女性殉教者の姿から受肉した キリスト者の真髄が浮かび、なお講師の信仰告白を聴くことができ感動した。 朝鮮王朝時代から姜完淑(カンワンスク)と日本のキリシタン時代か…

ちょっとお隣り

今朝Nさんより電話で呼ばれて別棟の事務所に出向いた。 会のコミュニケーションの役割を果たす小冊子の翻訳が出来上がり、土曜日に日本語版を刷ることになっている。しかし 使用するパソコンの立ち上がりが遅くなっているのでNさんはメモリーを倍増したい…

秋の声

ヒグラシの合唱を聴きながら秋の始まりを感じる過ごし易い夕べです。夏の終わりのこのひと時、宮崎駿の崖の上のポニョを数日前に見たせいか、福田総理の政権放棄のニュースが流れる中で、何故か今日は青の世界に入りたくなりました。 そこで1枚の写真から、…

望み

NGO「ペシャワール会」の伊藤和也さんがアフガニスタンで 拉致され殺されたニュースは、何とも悲しいことです。 ペシャワール会の働きは、緊張したアフガニスタンの治安の悪さにも関わらず、長年地元側に立った援助として、信頼を得ていたNGOだけに残…

8月の鯨

昨夜このブログを読んでいるというMさんと夕食を共にしました。彼女はブログを読んでいて書いている人の世代がなんとなく読めると言っていました。ということでこのブログに関わっている長老の私はちょと安心して齢の重ねた者のお話を書き込みましょう。 昨…

今日の聖者

カトリック教会の暦の中では、本日聖マキシミリアノ・マリア・コルベ神父さまを記念しています。コルベ神父さまは、 コンべンツアル聖フランシスコ会の司祭です。 コルベ神父さまは、聖母マリアへの篤い信心を持ち「無原罪の聖母の騎士会」という信心会をつ…

聖イグナチオの祝日おめでとうございます!

昨日父を見送って早や20年を経たのに気づき私は驚きました。「聖イグナチオの祝日の前日の出来事であったなぁ」と改めて今日思い起こしたわけです。父の亡くなった日に、姪の子供の誕生が同時にあり、今年彼女も成人となりました。20年前のこの出来事は…

暑い一日

今日はとても暑いけれど、夏らしい東京地方のお天気です。 外では、数人の庭師が楽しそうに語らいながら、暑い中を木々の手入れをしています。あるコーラスグループの熱心な歌声が、階下から聞こえてきます。庭の蝉も負けじと歌い出しているのが何ともおかし…

わたしたちのコミットメント

わたしたちの生きる土台となる誓願は、個人の現実、社会の現実から出発して、もう一つの世界ー兄弟愛、正義、平和、連帯 を可能にするものです。 清貧の生き方は、日々の具体的なコミットの道、絶えず新たにされ、適応し直され、追求されるものです。 現代に…

7月の風

今朝の東京は、午前中風が強く曇りであったが、お昼頃には、天気になり窓から爽やかな風が入ってきた。 5日の私たちの会の喜びの日に間に合うように、1年振りに チャドからNさんが帰国した。玄関のベルが鳴り、出ていくと その辺から帰ってきたかのようにN…

一日の終わりに

あなたの天を、あなたの指のわざを わたしは仰ぎます。 月も星も、あなたが配置なさったもの。 そのあなたがみ心に留めてくださるとは 人間とは何者なのでしょう。 (詩編8/4-5a) Taeko H