いま、生きておられる神さま


長い間、ご無沙汰しました。7月中ごろから8月まで私の心はこのHPから離れた所にいました。この間の信仰体験をぜひお伝えしたいと思います。


パリで会の研修会があり、わたしはそれに出席していたのですが、その後、聖母ご出現150周年を祝うルルドに参りました。フランス管区の共同体が洞窟から徒歩15分ぐらいの所にあるので、わたしはルルド滞在中、巡礼団に交じって毎日洞窟の前で祈ったり、ベルナデッタゆかりの地を訪ねました。そこで私が体験したのは聖母は苦しみ悩む人の声を本当に聴き、取り次いでくださるということでした。それは私の信仰を確かなものへと導くものでもありました。3日目に日本から来たCLC(Chrischan Life Community)の歩く徒歩巡礼のメンバーと落ち合って、スペインの聖イグナチオの生家、ロヨラ城を訪ねました。そこでも私の心は神への愛に燃えたイグナチオの生涯に触れ、感動しました。


CLCの巡礼団はそこからサンチャゴを目指して行ったのですが、私はその日のうちにパリに戻ることにしていましたので、皆さんと別れて一人旅をしました。英語がほとんど通じない地域でわたしが体験したのは、「神は生きておられる。そして決して私を見捨てられない」ということでした。実はサンセバスチャンで乗るはずの電車に乗り遅れて、その日のうちにパリに戻ることができない羽目になったのです。スペイン語が話せない私は、はじめからサンセバスチャンにある会の共同体を訪ねることは番外に置いていました。しかし、その共同体により頼むしかその日の居場所はなかったのです。電話をかけても話が通じないので、ついにキヨスクのような売店のお姉さんに英語を話せるかと尋ねました。幸いにも快く、電話を通しての通訳に応じてくれましたので、何とかサンセバスチャンの共同体にたどり着きました。何とそこに、日本にミッショネールとして来日していた2人の年老いたシスターがいらしたのです。私にとっては電車に乗り遅れたことによって起こったこの出会いはまさに神の摂理のように思えました。そして、英語がわかる売店のお姉さんがいらっしゃらなければこのような出会いはなかったのです!!その日の宿を提供し、めったに会えない日本へのミッショネールに出会えたことは「生きている神」が取り計らってくださった出来事としか思えませんでした。私が信じている神様は本当に今、生きておられる神です!!

Yoshiko N