2008-01-01から1年間の記事一覧
昨日父を見送って早や20年を経たのに気づき私は驚きました。「聖イグナチオの祝日の前日の出来事であったなぁ」と改めて今日思い起こしたわけです。父の亡くなった日に、姪の子供の誕生が同時にあり、今年彼女も成人となりました。20年前のこの出来事は…
京のあるお寺にて・・・ このまっすぐな表情に心やすまる・・・ 昨日のNHK大河ドラマ「篤姫」で、安政の大獄が始まって、西郷隆盛と月照さんが京から奈良へ、奈良にも追っ手がまわり、九州へ、薩摩の島津斉興から受け入れられず、逃れるんだけど、結局、小船の…
ジャン・バニエ著のこんな本がある。コミュニティー―ゆるしと祝祭の場作者: ジャン・バニエ,佐藤仁彦出版社/メーカー: 一麦出版社発売日: 2003/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る500ページにもわたるしっかりした共同体…
今日移動の途中に読もうと、キオスクで何気なく1冊の本を買った。小学館文庫。「おくりびと」。作者は、百瀬しのぶさんとある。 1時間足らずで読み終えることのできる本だが、思いがけず心に響くものがあった。「安らかな旅立ちのお手伝いをする」納棺師。主…
今日はとても暑いけれど、夏らしい東京地方のお天気です。 外では、数人の庭師が楽しそうに語らいながら、暑い中を木々の手入れをしています。あるコーラスグループの熱心な歌声が、階下から聞こえてきます。庭の蝉も負けじと歌い出しているのが何ともおかし…
私の友人は小学校の先生である。彼女は今、問題になっている ”モンスターペアレント”のことをよく話す。はじめはどんな親のことを言っているのかよくわからなかったが、常識を逸脱していることだけはよくわかった。モンスターペアレントにとっては常識という…
「内的生活」という言葉がある。 La vie intérieure... それは目には見えない、でも、内側にあるもの。 生活の内側にあって、 たぶん、それが、 潤っていたり、乾いていたり、 そういうことを通して分かるようなもの。 ・・・なもの、と言うほどはっきりした…
わたしたちの生きる土台となる誓願は、個人の現実、社会の現実から出発して、もう一つの世界ー兄弟愛、正義、平和、連帯 を可能にするものです。 清貧の生き方は、日々の具体的なコミットの道、絶えず新たにされ、適応し直され、追求されるものです。 現代に…
感謝の中での終生誓願式でした。美しい典礼の中で、宣立できたことは一生忘れないでしょう。 たくさんの人がこれまで支えてくださったことをひしひしとかみしめています。 人の生き方の方法はいろいろでしょうが、私はこの道に進みました。 最後まで誠実に、…
わたしは、あなたととこしえの契りを結ぶ。 わたしは、あなたと契りを結び 正義と公平を与え、慈しみ憐れむ。 わたしはあなたとまことの契りを結ぶ。 あなたは主を知るようになる。 (ホセア 2・21〜22) 聖書を読んでいると神さまが「あなた」と契りを…
今日は、特別な日 でも 特別な日でありながら 日々の、毎日の くりかえしの一日でもある この10年間 毎日、毎日、神さまとともに 姉妹とともに、一緒に 確認してきた そして 今日 誓願の日に 確認する 全教会の交わりのなかで こういう生き方で、全面的に…
先週、9名の方々の洗礼があった。 梅雨のど真ん中、うっとうしい日々の中で、ちょっぴり6月病だったわたしに、次の問答はなにかを呼び覚ました。「あなた方は、悪霊を捨てますか?」「はい、捨てます」宣言するって、なんと力強い行為なのだろう! わかった…
今朝の東京は、午前中風が強く曇りであったが、お昼頃には、天気になり窓から爽やかな風が入ってきた。 5日の私たちの会の喜びの日に間に合うように、1年振りに チャドからNさんが帰国した。玄関のベルが鳴り、出ていくと その辺から帰ってきたかのようにN…
私の親戚にお寺がある。幼かった頃、そこに行くと本堂に置かれた大きな仏像の前で昼寝をしたり、かくれんぼをしたりして、騒ぐとよく叱られたものだ。その頃からか、宗教の世界が自然に私の心の中に入っていた。天国と地獄のことは幼いながらもわかっていた…
心臓がからだの真ん中にあるって聞いてから、そっか、だから「心」はいつも、その奥にあるもの、真ん中にあるものという意味にくっついてるんだなってわかった。 中心 核心 以心伝心 同心円 求心 一心 糸心 道心 円心 遠心 炎心 ・・・ 心はまんなかってこと…
あなたの天を、あなたの指のわざを わたしは仰ぎます。 月も星も、あなたが配置なさったもの。 そのあなたがみ心に留めてくださるとは 人間とは何者なのでしょう。 (詩編8/4-5a) Taeko H
「188名殉教者と現代における日本の教会の使命」というテーマで全国修道女研修会が6月22日に関東地区のシスターたちを対象に行われた。講師は長崎教区の古巣馨神父様である。神父様の人との出会いを交えての殉教者の話は心に響くものが多々あった。 迫害のさ…
私が召しだされた修道共同体には、ある使命がある。 援助修道会、生者と死者を結ぶ神秘的連帯に生きること。 援助修道会が、どうして、援助なのか?ということについて、その起源をシスターKが今度、7月に書いてくださることになって、とても楽しみなんだ…
早いもので、明日はもう夏至。一年でもっとも昼が長い1日。中国地方は雨模様だけれど、皆さんはどんな風に過ごされるんでしょうか。わたしは、福山の教会でキャンドルナイトの一環で、テゼの祈りの夕べを過ごします。 地球温暖化について聞かない日はないく…
今朝のミサの福音は、マタイ福音書5章43節〜48節「敵を愛しさい」このみ言葉が実現していく途上にある今日の救いの日々、先日のTICADについて新聞に書かれた記事を思い出した。「平和の定着」をテーマにした基調講演でスーダンのバジル大統領は、「隣国…
記された文字が声となる。 聖書に耳をかたむける。 聖書は、読む書というよりも、 聞く書なのかもしれない。 もっと言えば、見る書なのかも。 空の鳥、からし種、 神殿、天地創造、女、男、 罪びと、イエスその人・・・ 見て、聞いて、 わたしの方からも話す…
またしても、何かと殉教者を話題にすることの多い週だった。今回列福される188名のうち、183名までが信徒だ。 今日は、50名以上の女性の前で、殉教者についてのプレゼンテーションをしたのだが、改めて、今回列福される人のほとんどが信徒であること…
正義を行い、ヘリくだって神とともに歩むこと それ以外のものはない。(ミカ書6/8) 今日も一日があっという間に過ぎる。朝のミサ後Nさんに 「あれ、どうなったかしら?」ということで、今日は 「あれ」を優先することになる。従って今日の計画は、脇に 置く…
只今、大学の学生たちや神父さんたちとの親睦会を している。場所は私が働いている職場のフロアーにて。 たくさんの学生たちとたくさんの神父さんたちの 存在に圧倒され、そして和気藹々と団欒している姿に 「家族」というものを見た。 屈託ない笑い、そして…
東京新聞の5月30日付の夕刊に「ロスジェネ世代からの発信」という記事があり、非正規雇用層の割合が高い若年労働問題に直面してきた20代、30代の当事者たちの雑誌、著作の刊行の紹介がなされていた。 失われた世代、ロストジェネレーションの略語にまとめら…
今日のミサの福音朗読は「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」(マルコ12・13〜17)の箇所である。ここでもわたしはイエスの知恵に驚かされる。イエスの言葉じりをとらえて陥れようとするファリサイ派やヘロデ派の人々に対し、二の句をつけないよ…
インターネットでアルファ・コースについて調べていたら、 こういうビデオが出てきた。 はじめ見たとき、びっくりしたけれど、最後の問いかけで、 あぁ、そういうことだったのか・・・という感じ。 Is there more life than this? うむ、映像自体はわたし好みで…
イエスの心 あふれる愛 豊かに今 注がれる この愛に つながって 行きたい どこまでも 山本きくよ
チャド・ビトキンの援助修道会の聖堂 第4回国際アフリカ開発会議が40ヵ国のアフリカの首脳を迎え、28日より横浜で始まった。チャドからの出席者は 今回誰もいない。急に国の事情で取りやめた幾つかの国が あるようだ。今回唯一招待枠に入っていない国があ…
今日のミサの福音朗読の箇所はマルコ10・1-12、離縁についての教えである。ミサの中で神父さまはこの個所から「忠実さ」について話された。 近頃は忠実であるということが”古い”と思う人もあるようだ。わたしはそう思わない。神と人、人と人との関係の中で忠…