祈りと生活

一日巡礼

新緑に目も心も潤されるこの季節になると、第3修練中に参加したシャルトル巡礼を思い出します。ボース平野は満開の菜の花と青々した麦畑が広がっていました。この大自然に自ずと皆が心を開きます。所々に人知れず咲く野の花に心を寄せる注意深さも歩く者の…

誰と話して?

次の用事の時刻までに時間が空いてしまい、とある教会の小聖堂に入った。平日の教会、それも小聖堂とあってか、静かだ。 程なくして、誰かが入ってきた気配がし、ひそひそと声が聞こえ、それがなかなか終わらない。いったい誰と話しているの?正直のところ、…

主は復活された!

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。ヨハネ福音書20章19節 一緒に食事の席に着いたとき、イエスはパ…

一緒にいるということ

今日、シスターあかねの追悼ミサと偲ぶ会があって あれから50日が過ぎたんだって分かった 北海道からYOUちゃんが来てくださって、わぁ、久し振り 「シスター、ブログ書いてないね、あたしもだよ」 「なんにも、書けない」 それで今日は書いてみようと思う …

招き

1858年1月25日にみせつりのマリアは終生誓願を立てた。同じ年の翌月の2月11日、恵まれない少女ベルナデッタに聖母マリアは初めてご出現になった。みせつりのマリアとベルナデッタは、フランスの中で、場所こそ違え、同じ暦を分かち合っていた。この世では面…

突然、神に召されたSr.二條あかねとノベナ

ご存知の方も多いと思うが、私たちの仲間であるSr.二條あかねがチャドのミッショネールとして2月2日、36歳の生涯をとじ、彼女自身を神とチャド人に全存在を捧げた。この出来事がわたしたちの創立者・ウージェニー・スメットの記念日前、9日間の祈り(ノベナ…

夕べにシスター二條あかねと共に祈る

2日にチャドで急逝したあかねさんと共に祈る思いで私たちは市谷の聖堂に集まりました。 彼女の死は旧約のエリヤ(列王下2/11)のように急に私たちの前から天に昇っていったような実感を覚えるものです。 1ヵ月前にあかねさんは、フランス管区のシスターた…

クリスマスからひと月

今朝、部屋に飾っていたヒバの枝3本を片付けました。昨年の暮にクリスマス・ツリーを小さくても飾りたくて、空き瓶にもみの木代わりに差し、身の回りのシンボルになりそうなものを探して飾ったのでした。季節がめぐって、飾りは一応取り外したものの、枝は、…

援助修道会の誕生

習慣は良くも悪くも人の生活を支配する。しばらくブログを書かない習慣がついてしまった。今、その習慣を書く習慣にもどそうと1週の生活リズムに入れたが、手はなかなか進まず、頭も働かない。それでもあえて書き始めた。 毎年1月19日〜22日になると私…

きょうをささげる

霊性センターせせらぎのホームページの姉妹サイトということらしいのですが、本格的毎日の祈りページが開設されています!素晴らしい〜 『きょうをささげる』 http://seseragi.jesuits.or.jp/sasage/index.htm パソコンのお仕事をされる方々には、やすらぎの…

神さまの母さん、マリア

新しい年の最初の日はイエスさまの母さんの日。 「母さん、ありがとう」と、はじめの日に言ってみる。 2009年、ここから創(はじ)める。 それは一年のはじめにふさわしいこと。 イエスは多くの兄弟たちのお兄さん ならば、マリアは みんなの お母さん …

とっさの自己紹介

過ぎ去った待降節。某クリスマス会が心に残る。久しぶりに会えた仲間とAmazing Graceを歌ってから、 話して、笑って、食事をした。嬉しかった。また会えたから。気がつくと、締めくくりの言葉のためにAさんがマイクを持っていた:「さっきね、Amazing Grace …

メリークリスマス

神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、 この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。(ヘブライ人の手紙…

12月の紅葉

庭のもみじの木が紅葉した。12月に紅葉を見るなど日本の季節感とずれている。地球温暖化の結果ということで楽しんでもいられない現実であろう。このもみじの木は10年前に植え替えをしてやっと今年になり本領を発揮して紅葉がまともになってきた。この1…

待つってことは・・・

パソコンが立ち上がるのを待つ時間、 ふだんよりも、なかなか立ち上がらないって思い。 ・・・おそいよ、ちょっと。 待つってことはかんたんじゃないな。 9時に待ち合わせして、5分過ぎた。 誰かが心配して様子を見に来てくれる感じ。 ・・・なにしてんの…

曲がりなさい

11月15日〜17日の「祈りのカレンダー」には、ウージェニ・スメット(創立者)が、フランスのリルからパリに出てきて、修道会を設立するための家探しのときに、オーサン神父から言われた言葉を掲載しました。 心の中でなにものかが、 『曲がりなさい』…

聖堂マナーキャンペーン

高円寺教会の隣にある学校の文化祭に参加するので、高円寺教会の主日のミサにあずかった。 まず教会の入り口に信徒の方が一つのプラカードを持ち静かに立っている。そこには「聖堂マナーキャンペン・聖堂は心静かに祈る場所」と書いてあり、そこから進んだ内…

この人のために誰が祈るのか?

ウージェニー・スメットとは、援助修道会の創立者の名である。後に「み摂理のマリア」と呼ばれるようになるが、もともとの名はウージェニー。 小さなウージェニーは煉獄の霊魂のことをいつも考え、インスピレーションを抱いていた。 祈りのカレンダーのこと…

祈りの力

今日、援助修道会創立者「ウージェニー・スメット」(み摂理のマリア)の本を読み、生活の分かち合いと祈りをしているグループの方々に会う機会が与えられた。ウージェニー・スメットの直感である「煉獄の霊魂のために祈り、苦しみ、行動する」心で生きよう…

文化の日

11月「死者の月」祈りのカレンダーの3日(祝)には、 先月、レジヌ・ドゥ・シャルラが来てくれたときの一つのメッセージ、 福音は文化より大きい! とした。 現代の「個人主義」的な社会の風潮に刺激的な意見を述べてくれた彼女の、 「わたしより先に、わ…

死者の月

ここのブログにぜんぜん書き込みできなくて、 ごめんなさいっ! わたしの10月は引越しの月でした・・・ 引越しも(およそ)終わり、 いよいよ11月。 お約束どおり、11月は日々の更新に努めます。 さっそくですが、11月1日は諸聖人の祝日です。 一日…

思いを一つにした「希望の友のミサ」

私たちの会の創立者は彼女の霊的家族を信徒の間にも広げたいと望んでいた。その思いが今もヨーロッパの国々の信徒の中に息づき、創立者・み摂理のマリアのカリスマを生きようとする人々のグループがある。アジアでは香港に信徒の方々を中心にした「希望の友…

HP更新

9月はあっという間に過ぎそう・・・ 今朝、9月はHP更新なかったねって言われ、はっと気づいた次第です。楽しみにしてくださっている方がおられたんだなぁと今月、忙しさにかまけ更新できなかったことを反省しました(^_^;) ぎりぎり、9月更新、セ〜フ〜…

土の器

わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものではないことが明らかになるために。 コリントの信徒への手紙二、4.7 ここで言っている宝は、この節の前に書かれている「イエス・キ…

いま、生きておられる神さま

長い間、ご無沙汰しました。7月中ごろから8月まで私の心はこのHPから離れた所にいました。この間の信仰体験をぜひお伝えしたいと思います。 パリで会の研修会があり、わたしはそれに出席していたのですが、その後、聖母ご出現150周年を祝うルルドに参…

むむむ・・・

無 無に―(削除線)をひいてみた。 今まで苦労して、努力して、頑張ってきたことが「無」だなんて絶対に嫌だ! って叫ぶあの人のために、無じゃないヨって言いたくて。 でも、無って字には横の線がもともとあって、重なってしまう。 削除の線を引いたとして…

望み

NGO「ペシャワール会」の伊藤和也さんがアフガニスタンで 拉致され殺されたニュースは、何とも悲しいことです。 ペシャワール会の働きは、緊張したアフガニスタンの治安の悪さにも関わらず、長年地元側に立った援助として、信頼を得ていたNGOだけに残…

8月の鯨

昨夜このブログを読んでいるというMさんと夕食を共にしました。彼女はブログを読んでいて書いている人の世代がなんとなく読めると言っていました。ということでこのブログに関わっている長老の私はちょと安心して齢の重ねた者のお話を書き込みましょう。 昨…

無からの創造

創世記のはじめ 混沌としたなかから まんなかに「場」があって 地と天が現れる うまく表せないが わたしの貧しい想像では とにかく、まんなかに「場」ができる、という感じ NHK爆問学問、DNAで人類の先祖探究によれば 「ヒト」の歴史を一年365日で…

今日の聖者

カトリック教会の暦の中では、本日聖マキシミリアノ・マリア・コルベ神父さまを記念しています。コルベ神父さまは、 コンべンツアル聖フランシスコ会の司祭です。 コルベ神父さまは、聖母マリアへの篤い信心を持ち「無原罪の聖母の騎士会」という信心会をつ…